2024.07.22

ピラティスとヨガの違い特集!効果があるのはどっち?

ピラティスとヨガ、何となく似ていてどっちを始めれば良いかわからない…

今回はそんな疑問にお答えします!

どちらも健康のために取り入れられるエクササイズですが、どのような違いがあるのでしょうか?

始めるならどちらが良いのでしょうか?

それぞれの目的や方法、どのような効果が得られるのかなど、多方面から解説します!

ピラティスとヨガの成り立ち・目的の違い

そもそも、ピラティスとヨガはなぜ誕生したのでしょうか?

ピラティスとヨガの成り立ち・目的の違いを説明します!

ピラティスの成り立ち・目的

ピラティスはもともと病気がちだったドイツ人のジョセフ・ピラティス氏が約100年前に考案したエクササイズです。

身体のバランスをとり、柔軟性を高め、筋力を増強するエクササイズをする事で

彼自身の体質を改善することに成功したのです。

その後、第一次世界大戦中にイギリスで捕虜になったピラティス氏は、傷病兵が寝たままでもリハビリテーションができるエクササイズを開発。

兵士たちの回復を早める事ができました。

ドイツに帰国後、アメリカに拠点を移したピラティス氏は

ニューヨークで彼のエクササイズがダンサーに取り入れられ、現在のピラティスになったと言われています。

ピラティスの主な目的は、中心部の強化(コア)と姿勢の改善です。

姿勢を良くし、筋肉のバランスを整えることで、身体の不調やけがを予防し、身体の機能性を向上させます。

また、ピラティスは呼吸法を重視し、心身のバランスを促進するために呼吸と運動を統合します。

ヨガの成り立ち・目的

ヨガの起源は正確にはわかっていません。

紀元前5世紀ごろ、古代インドの仏教やヒンドゥー教の修業の一つとして始まったと言われています。

古代インドでは、自己の探求や宇宙との調和、精神的な成長が人々の中で重視されていました。

その中で自己の深層意識や魂との結びつきを探る手段としてヨガが発展しています。

ヨガは元々は身体の健康法を目的として行われていたのではなく、精神の安定を重視していました。

そのため呼吸法や瞑想で心と身体を結びつけ、心身を安定した状態にする事で、「身体」「心」「魂」の調和をもたらすことが目的です。

その中から呼吸法とポーズに重点を置き、リラックスしながら心身を整えるためのものとして現在のヨガの形ができました。

ピラティスとヨガのそれぞれの効果の違い

ピラティスとヨガ、目的が違うということは効果も異なってきます。

どのような効果の違いがあるのでしょうか?

ダイエットしたいのなら、どちらが向いているのでしょうか?

深堀りしていきましょう。

ピラティスの効果

ピラティスは主にインナーマッスルを鍛えるエクササイズです。

ここを強化することで正しい姿勢を維持するための筋力や柔軟性が向上されます。

姿勢が改善されることで血流がよくなり肩こりや腰痛、むくみの解消に効果があります。

またピラティスは全身の筋肉を鍛えるトレーニングです。

全身を鍛えることにより、筋肉量が増加します。

筋肉はより多くのエネルギーを消費するため、静止時でもエネルギーを多く消費するようになり基礎代謝が上がります

基礎代謝が上がることで身体は今までよりたくさんのエネルギーが必要となるため、脂肪燃焼を促進し、ダイエット効果が得られます。

ヨガの効果

ヨガは主に集中力アップ、ストレス軽減やリラクゼーション、柔軟性の向上に焦点を当てたエクササイズです。

ヨガのエクササイズではマインドフルネスの練習が含まれます。

マインドフルネスとは、「今」だけに集中できるような精神状態を意識的に作ることです。

心の集中力や意識を高めることができます。

また呼吸法や瞑想もヨガのエクササイズに含まれています。

呼吸をコントロールし心の安定性を高め、ストレスに対する耐性を向上させる事でリラックス効果を促進します。

さらに、ヨガは柔軟性と筋力を同時に向上させるエクササイズです。

様々なポーズには高いストレッチ効果があり、普段使わない筋肉が刺激されることで柔軟性アップと筋肉の強化が期待できます。

【ピラティスとヨガ】ダイエット効果の違い

ピラティスは主にインナーマッスルを鍛えるエクササイズです。

これにより基礎代謝が上がり、日常的な活動や運動時のエネルギー消費が増えることでダイエット効果になります。

またピラティスは姿勢改善をします

正しい姿勢を保つことで身体のバランスが整い、美しいボディラインを作ることができます。

一方、ヨガはストレスを軽減し、リラックス効果があります。

ストレスや不安が引き起こしてしまう過食や不健康な食生活を抑制しダイエット効果をサポートする事ができるのです。

またヨガの一部のスタイルやポーズは代謝を改善し、消化器系の機能を促進することができます。

これにより、体重管理や脂肪燃焼が促進されます。

ピラティスとヨガの運動方法の違い

ピラティスとヨガはそれぞれ異なる効果をもつ事がわかりました。

では、どのような方法によってこの効果を出しているのでしょうか?

呼吸の仕方、身体の動かし方、使用する備品の違いについて説明します!

【ピラティスとヨガ】呼吸法の違い

ピラティスは「胸式呼吸」 ヨガは「腹式呼吸」です。

胸式呼吸とは、主に胸や肺の上部が動く呼吸です。

息を吸うと胸郭が拡張され、肺に空気が取り込まれます。

通常は腹部がほとんど動かず、胸部のみが膨らんだり収縮したりします。

私たちが日常で行っているのはこの胸式呼吸です。

ピラティスでは胸式呼吸をし、交感神経を活発にさせて筋肉に適度な緊張感を与えています。

腹式呼吸とは、主にお腹や肺の下部が動く呼吸です。

息を吸うとお腹が膨らんでいきます。

また胸や肺の上部の動きがあまり無く、胸郭がほとんど拡張しません。

ヨガは腹式呼吸をし、副交感神経を優位にさせてリラックスやストレス解消効果をもたらしています。

【ピラティスとヨガ】身体の動かし方の違い

ピラティスは常に身体が流れるように動き続けることが特徴です。

背骨や関節の流動性を高めることができます。

骨や筋肉の調整をして姿勢を改善するため、より正確な動きを重視しています。

また細かい動きや姿勢に注意しながらエクササイズをするため、普段使われない神経を刺激することもできます。

ヨガはポーズをとった後、身体の動きを止める事が特徴です。

静止状態をキープすることで身体にストレッチをかけて関節の可動域を広げ、筋肉の柔軟性を高めます。

またエクササイズだけでなく瞑想する時間を設けることで自分自身と向き合い、集中力を高めたりリラックスしたりします。

【ピラティスとヨガ】使用する備品の違い

ピラティスとヨガでは、使用する備品も異なります。

ピラティスはマットピラティスとマシンピラティスの二種類あり、

マシンピラティスではリフォーマーやキャディラック、チェアなど専用のマシンを多く使用します。

マシンを使用することでその人に合った負荷をかけたり、フォームのサポートをする事ができます。

また、マットピラティスでは専用のピラティスマットを使用します。

骨が床に当たり痛くならないよう、ピラティスマットはクッション性があり、厚手のマットになっています。

一方、ヨガではヨガマットを使用します。

ヨガはバランスをとりながらそのままキープする姿勢をとることが多い為、

薄くて滑りにくいマットになっています。

まとめ|ピラティスとヨガの違い特集!効果があるのはどっち?

今回はピラティスとヨガの違いを様々な視点から解説してきました。

どちらも健康に良い効果がありましたね!

何となく似たイメージを持つ2つのエクササイズですが、方法や効果がそれぞれ異なるため自分に合う選択をする事が大切です。

これからピラティスやヨガを始めたい方、ぜひ参考にしてみてください!

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